

「MCIスクリーニング検査プラスの仕組み」
「MCIスクリーニング検査プラスが調べているタンパク質について」
アルツハイマー型認知症は、血管の老化や神経毒性物質アミロイドβの蓄積に起因します。私たちのMCIスクリーニング検査プラスは、これらの因子を血液中の特定のタンパク質の量で測定し、あなたがMCI(軽度認知障害)になる可能性を評価します。この検査は、あなたの現在の健康状態を把握するためのツールです。
健康な若者や健康診断で良好な結果を得た方でも、加齢や生活習慣の変化により血管や神経細胞がダメージを受けます。特に、不健康な生活習慣が重なると、血管の損傷が進行し、認知症の原因となるアミロイドβが脳内に蓄積します。これが進行すると、神経細胞が破壊され、認知機能が低下し、最終的にはアルツハイマー病に至るとされています。
体内には、アミロイドβを排出したり、脳内に侵入した有害な物質を防御したり、損傷した血管を修復する役割を持つタンパク質が存在します。しかし、血管へのダメージが積み重なると、これらのタンパク質の働きが追いつかなくなり、認知機能が低下し、アルツハイマー病へと移行してしまいます。
MCIスクリーニング検査プラスは、このようなアルツハイマー型認知症の進行に関与するタンパク質の血中量を測定します。
「それぞれのタンパク質がアルツハイマー型認知症の病態進行関連図」

栄養系タンパク質群
私たちの体内に存在するタンパク質の一部は、体の栄養状態を反映します。これらのタンパク質は、脳内のアミロイドβを排除する働きや、その毒性を弱める能力があります。体を構築するタンパク質、体調を整えるビタミンやミネラル、そしてエネルギー源となる糖質や脂質をバランス良く摂取することで、免疫力が向上し、脳の血管が強くなり、その柔軟性も保たれ、結果として脳の健康状態が維持されます。
脂質代謝系タンパク質群
私たちが測定しているタンパク質の一部は、体内の脂質代謝状態を反映します。これらのタンパク質は、脳の健康を保つ機能や、アミロイドβの排出を支援する能力を持っています。食事から摂取した脂質は体内を巡り、形を変えながらエネルギーやホルモン、ビタミンの原料として活用されます。
炎症・免疫系タンパク質群
私たちが測定しているタンパク質には、体内の炎症状態と免疫力を反映するものが含まれます。これらはアミロイドβの排出や脳の健康維持に寄与します。健康管理は食事や睡眠の質を見直し、適度な運動と規則正しい生活習慣を維持することで実現されます。
凝固線溶系タンパク質群
私たちは、脳内の血管損傷防止と血液凝固の解消に働くタンパク質の量を測定します。これらのタンパク質は血管の修復と詰まりの解消に役立ちます。健全な食事、適度な運動、禁煙、節度ある飲酒など、生活習慣の管理が血管の健康を保つ重要な要素となります。
<< 注意 >>
2023年6月から実施の
CVICで心臓や脳のドック検査をお申し込みいただく方へのオプションとなります。
(プレミアムドック・心臓+脳ドック・脳ドック など)
採血による検査となります。
MCIスクリーニング検査プラスオプション
33,000円(税込)